
FXって難しそうですね…
専門用語が多くて理解できません。
そもそも論として、本当の初心者がFXを始めるとしたら何をすればいいですか?
資金は、5万円で始めようと思ってますが少ないですか?
もしFXで負けたら借金ができるのでしょうか?
✅今回はこんなお悩みを解決します。
本記事の内容
・FXとは何か?
・FXのメリットとデメリット
・FXを始めるなら知っておいた方が良い基礎的な知識
FXとは?わかりやすく解説

FXとは、「Foreign Exchange」の頭文字をとった略称で、日本語に直すと「外国為替証拠金取引」になります。ではこの仕組みについて細かく解説していきたいと思います。
外国為替とは
海外旅行に出かける場合、私たちは持っている円を旅行先のお金に両替する必要があります。例えばハワイへ旅行に行くなら日本円からアメリカドルへ両替ということです。この円とアメリカドルを両替する行為を「外国為替取引」といいます。
今では海外旅行も簡単に行ける時代なので、国際空港などの両替所(Exchange)や銀行などを利用して海外のお金に両替したことがある人も多いのでイメージしやすいかと思います。
実際に銀行に出かけて円とドルを両替した場合。現在の為替レートは、「1ドル=100円」と仮定しておきます。10,000ドル必要だとすると、「100円×10,000ドル」で100万円が必要になります。(注意:ここでは手数料については一切考えません)
つまり100万円を10,000ドルに両替することは、100万円で10,000ドルを買うのと同じ行為というのが 分かるかと思います。通貨の両替では、その対象も対価も“お金”であることから、紛らわしく感じるかもしれませんが、実は物品の売買となんら変わらない“通貨の売買”です。
証拠金取引とは
証拠金取引とは、証拠金を担保にその何倍もの金額を運用する取引を指します。
小さな金額を預けて大きな金額を動かす原理を、小さな力で大きなものを持ち上げることができるてこ(レバレッジ)になぞらえて、『レバレッジ効果』といいます。
つまりFX(外国為替証拠金取引)とは…
つまりFXとは(外国為替証拠金取引とは)、小額の証拠金をかけて大きく外貨を運用する取引のことです。
売買の際は、証拠金にレバレッジをかけて取引できるため、為替相場が有利に変動すると(ドル安(円高)時にドルを買って、ドル高(円安)時にそれを売ると)、レバレッジ効果により大きく収益をあげることができます。一方、不利な方向に相場が変動すると大きな損失を被ることがあり、損失が証拠金の額を上回ることもあります。
FXの3大メリット

少ない資金で取引ができる
FXの魅力はなんといっても少ない資金で大きな取引ができることです。
基本的に投資で大きな利益を出すためには多くの資金が必要になります。
しかし、FXは手元に大金がなくてもレバレッジをかけることで「手元の資金以上のお金」で取引が可能となるので大きな利益を狙うことができるのです。
土日を除き平日は24時間取引できる
FXは他の先物、株式と違い土日を除き平日は24時間取引可能です。
自分のライフスタイルに合わせやすいのが人気を集めているポイントにもなっています。
※株式 先物のトレードは取引所によりますが平日の9時~15時の取引です。
最初から売りの取引で利益を狙える
普通の物品の売買を基準に考えると買ってから売る以外考えにくいです。
なので「投資で利益を出せるのは安い時期に買えた人だけ」と思っている人は多いのではないでしょうか。
確かに「買った後に相場が値上がりしたら売る」というスタイルは、売買取引の基本形です。
しかし、FXは2国間の通貨の交換価値の変動を利用する取引であるため、「相場が下落していても利益を出せる」という特徴があります。円安や円高、不況といったどんな相場においても、通貨の価値に変動があれば利益を狙えるのです。
その理由は、FXは外貨を「買う」という取引からだけでなく、外貨を「売って後で買い戻す」という取引が可能だからです。
どういうことかというと、1ドル=101円のときに現実には保有していないドルを売り、1ドル=100円になった時点で、ドルを買い戻すことで1円の利益を得られます。
慣れないうちは「実際にドルを持っていないのに売れる」ということが不思議に感じるかもしれませんが、これぞFXならではの特徴です。
売り買いどちらからでもエントリーできるので、どんなに景気が悪く株式市場が低迷していても、FXは利益を出すことが可能ということを覚えておきましょう。
FXの3大デメリット

高レバレッジが可能である故の大損可能性
FXでは最初に入金した証拠金を担保に、FX会社からその何十倍もの資金を借りて大きな金額のトレードができる「レバレッジ」という制度があります。日本のFX会社は金融庁からの規制がありますが、個人口座でも最大25倍までの取引が可能になっています。海外ではXMのようにレバレッジ888倍の取引所なんかもあります。
※XMについての参考記事はこちら
この「レバレッジ」により、少ない資金で大きな金額のトレードができることがFXの特権でもありますが、「レバレッジ」の最大のデメリットは「大きな収益を狙える反面、同様に大損をする可能性もある」ということです。
読みが外れてレートが反対に動いた際には、自分でストップロス(損切り)等の対策を講じていないと資金の大半を失ってしまったり、急激にレートが大きく動いた際などでは最悪口座残高がマイナスになりFX業者から追証請求(借金)をされる可能性もゼロではありません。
FXには元金以上の損失が発生しないようにトレーダーを守るための「強制ロスカット」という仕組みがあるため、強制ロスカットが追いつかないほどの急変動は滅多にあることではありませんが、直近の例ではスイスフランの高騰で多くのトレーダーがFX会社から追加証拠金を請求されということがありました。
さらに、レバレッジをかけることで少額からでもトレードが可能になることから、リスク意識が薄れまるでギャンブルかのように“少額で大きくトレードして、負けたらさらに少額を入金して大きくトレードをする”といった負の常習性を生みやすいという点もレバレッジのデメリットといえます。
世界情勢の影響を24時間受ける
外為取引は、平日は24時間必ず世界のどこかの市場で動いており、それぞれの時間帯で参加する国も人も変わります。つまり、チャートを見ていない時も常に誰かが取引をしているので、様々な国の事件や経済情勢の変化により市場がリアルタイムで反応するということです。もしポジション(注文)を持ったまま翌朝を迎える場合は、急変動により強制ロスカットが起こる可能性もゼロではないということを考慮する必要があります。具体的にはFOMCの金融政策発表やFRB議長の声明など市場が大きく動く指標がある時は大体が日本時間の深夜なのでポジションを持ったまま眠ってしまうと危険な日もあるということです。
さらに、全世界の為替取引が休みとなる週末にポジション(注文)を持ち続けることはリスクと言えます。金曜日に市場が閉まってから、月曜日に市場が開くまでの間に、為替変動に関わるような事件があった場合、週明けの会場と同時に大きく窓を開けてロスカットが成立し、予想以上のマイナスとなり追加証拠金を請求されるなどという可能もゼロではありません。
世界経済やFXの仕組みについての勉強が必要
当然のことながら、何の勉強もせずにただ闇雲にFXの取引をしても決して勝てるわけがありません。むしろただ雰囲気で取引することになるのでギャンブルとなんら変わりません。
FXを始める以上、FXの基本とも言える用語の理解や売買方法はもちろんのこと、「市場に影響を与える世界の経済情勢」や「投資家心理」「銘柄ごとの値動きのクセ」といったFXの仕組みについて学ぶ必要があります。
スポーツでいうところのルールにあたる部分ですので、基本事項が完全に理解できていない状態でFXで勝ち続けるなど不可能です。
FXで負けても借金を背負わないゼロカットシステム

海外のFX取引所にはロスカットが間に合わずに口座残高がマイナスになってしまった時、その損失分を海外FX業者が負担して口座残高をゼロにしてくれるゼロカットシステムというサービスがあります。
FXにはロスカットがずれる、発動できないタイミングがあります。
相場は重要な経済指標の発表や、大災害などを引き金に急激に変動し価格が飛んでしまう場合があります。そうなった場合、本来ならトレーダーの損失を抑えてくれるはずのロスカットが間に合わなく、ずれ込んで、口座残高がマイナスになった時に取引が成立するなんてことも可能性としてゼロではありません。
口座残高がマイナスになると、そのマイナス分を追証としてFX業者に支払わなければなりません。
これが追証請求=FXで借金を負う、という仕組みです。
つまりゼロカットとは、ロスカットがずれたときの「追証」=「借金」を帳消しにしてくれるサービスとも言えます。
ただし、これは海外FX業者だけがやっているサービスであり国内FXには導入されていません。
そのため、FX取引を始める際に国内FXと海外FXを比較して、ゼロカットを口座開設の決め手にして海外FX口座を開設している人は少なくありません。
FXって難しい?副業初心者を惹きつける4つの理由

ライフスタイルに合わせて取引できる
FXは土日以外は24時間いつでも取引ができます。しかもFXのマーケットがにぎわうのは日本時間の夜22:00~2:00。この時間帯はニューヨーク市場が開く時間ということもあり、大口のトレーダーはじめ多くのトレーダーが参加するためチャートの値動きが活発になります。
つまり、サラリーマンが副業でトレードを選択しやすいのは、日中に仕事をしている人が帰宅し、就寝するまでの時間帯に大きく利益を出すチャンスがあるということです。
また、学生や主婦などの属性に関わらずそれぞれの方に合った時間帯や期間で自由に取引をすることができます。
スマホアプリで取引可能
FX取引はパソコンに張り付いていなきゃできないというのは昔の話です。今はパソコンだけではなくスマホやタブレット端末でも取引が可能です。
スマホだと機能が制限されてるのでは?と不安に思う人もいますが、ワンタッチで注文できる仕様や、パソコンに引けをとらないチャート機能が付いており、経済ニュース速報なども受けとれ、いつでもどこでもトレードすることができるのがスマホ取引の魅力です。
スマホで取引することができれば、通勤時間やお昼休みなどの手の空いている時間はいつでも取引やチャートの確認をすることができます。
各FX業者も新規ユーザーの獲得に向けスマホアプリの開発に力を入れていることもあり、PCに劣らない使い勝手の良いアプリへ日々進化していて「スマホを使ってすき間時間にFX」そんなスタイルが日常的になりつつあります。
株式と比べて選択肢が狭い
FXの取引銘柄は取引所によって様々ですが20~80程度です。一方で株式の銘柄は東証1部だけでも2,000以上あります。かなりの数の投資対象の中から、自分に合った銘柄などを分析し、利益がでそうな銘柄を探し出すことは大変な労力を要します。FXは銘柄数が少ないので選定に時間をかけることがない分、取引をスタートしやすいです。
少額で始められる
「FXは投資なので、始めるにはお金がかかりそう」と初心者の方は思うかもしれませんが、FXの場合、レバレッジをかけられるため数千円からの少額取引が可能です。
FX会社の中には1通貨の取引が可能なところもあるので、理論上はFXを始めるための最低額は「約5円」です。
本当に5円で始めるのはおすすめできませんが(すぐにロスカットされる可能性が高い)、レバレッジという仕組みのおかげで少額取引が可能なのは事実です。
一方、株の場合は、レバレッジをかけることができないため、現物を買うのに必要な資金を用意しなければいけません。
例えば、トヨタの株価は約7,000円で取引単位が100株なので、70万円の資金が必要となります。
少額から買える銘柄でも5万円前後の資金が必要なケースがほとんどです。
その点FXは少額の資金しかなくても投資を始められるので、幅広いユーザーに適しているといえます。
取引するために最低限知っておいた方がいい知識
FXの取引にも手数料(スプレッド)がかかる

FXの取引には売買手数料はかかりませんが、代わりにスプレッドが実質の手数料となります。
FXでのレートは「ドル円 107.266円 107.283円」という形で2つのレートが表示されます。
それぞれ前者を売値(うりね)、後者を買値(かいね)と呼びます。これは、ドル円を売るときは「107.266円」で、買うときは「107.283円」で売ることができるということです。
スプレッドとは買値と売値の差であり、上記の場合0.017円(1.7銭)がスプレッドとなります。
つまり、ドル円を買って(1107.283円)レートが変わらないうちにすぐに売ると(107.266円)1.7銭分損をすることになります。これがFXのコストです。
スプレッドの値は取引所ごとにも違いますし、取引の時間帯のほか為替の急激な値動きによって変動することがあり、どの程度変動するかについても異なります。
コストを可能な限り抑えたいという人は、スプレッドの狭さをチェックしておくといいでしょう。
ただ、スプレッドというコストそのものは、外貨預金の手数料と比較して低めなのも事実。スキャルピング(超短期で売買を繰り返すトレード手法)をするのでなければ、過剰に気にする必要はありません。
通貨単位とは?FX取引は国内だと1万通貨単位が基本
1通貨とはその国の通貨の単位のことを指します。 つまり、ドル円で1ドル=100円の場合、1通貨は100円分の取引です。
ドル円の場合、1通貨は1ドル。ユーロ円の場合、1通貨は1ユーロ。ユーロドルの場合は、1通貨は1ユーロ(この場合は、ドルに対してのユーロという考え方です)。
ほとんどのFX会社で最低取引通貨単位というと、10,000通貨や100,000通貨であることが多いです。
つまりFX会社の通貨単位の記載が、「10,000通貨」の場合、10,000ドル=約108万円分の取引となります。この場合、最低でも1回あたり10,000ドル=約108万円分の取引をしてくださいねということです。
ただFXはレバレッジという資産の何倍もの額を投資する仕組みを採用しています。
レバレッジを10倍かければ「1万円しかなくても10万円分の取引が可能」になるわけです。
Lot(ロット)は通貨単位のこと
参考までにご紹介しますが、通貨単位はLot(ロット)という呼び方をすることもあります。こちらもFX会社によって異なるのですが、日本国内のFX会社は1Lot(ロット)は10,000通貨とするのが一般的です。(海外では、100,000通貨を1Lotが一般的)
つまり、海外のFX会社だとドル円10万通貨が1Lot、100万通貨を10Lot、10,000通貨を0.1Lotと呼びます。
通貨ごとに特徴があります
FXは、2つの通貨を組み合わせて取引します。日本人にとって最も馴染みがあるのが、アメリカの米ドルと日本円のペア、「ドル円」でしょう。ドル円の相場はニュース番組でも紹介されるので、誰しも一度は耳にしたことがあるはずです。
FXではドル円以外にもさまざまなペアを取引することができ、「ユーロドル」や「ポンドドル」のように、外貨同士の組み合わせもあります。
ただ初心者の場合、やはり自国通貨である円をからめたペア(専門用語で「クロス円」といいます)の方が何かとわかりやすいでしょう。
参考までに、それぞれの通貨の特徴を紹介していきます。
日本円(JPY)
我々に最も身近な通貨です。日本は、現在金融緩和の真っ只中にあり、マイナス金利通貨としておなじみです。日本円を売って、外国の通貨を買うことで多くの場合スワップポイントを得ることができます。
米ドル(USD)
米ドルは、日本円の次に馴染みがある通貨と言えるでしょう。
豪ドルや南アフリカランドなどの高金利通貨と比較するとスワップポイントは高くはありませんが、日本ではアメリカに関しての情報が入手しやすく豊富であるため、分析や予想が立てやすく初心者向けの通貨といえます。
ユーロ(EUR)
第二の基軸通貨として地位を築きつつあるユーロはドルの次に取引される通貨です。
変動が荒いため、初心者にはハードルが高い通貨かもしれません。頻繁に変動するため短期トレードで取引される傾向にあります。
ユーロがらみの取引をする場合には、EU加盟国の他、ヨーロッパ各国の動きにも注意する必要があります。
英ポンド(GBP)
ポンドは、ユーロと同様に値動きの大きい通貨として有名です。初心者にはあまり向かず、中上級者向けの通貨と言われています。
値動きが荒いため大きな利益も狙えますが、一気に損失に振り切ってしまう場合もあるため注意が必要な通貨です。
カナダドル(CAD)
カナダドルは地理的にアメリカに近く、アメリカの影響を大きく受ける通貨です。
いわゆるマイナー通貨で、取引高はそこまで高くありません。
豪ドル(AUD)
豪ドルは、高金利通貨として有名なので、スワップポイント目的の取引で多く取引される通貨です。
オセアニア時間という日本時間の早朝に重要な経済指標の発表があることが多いです。
スイスフラン(CHF)
永世中立国であるスイスは、有事の際に買われる通貨として有名です。
現在政策金利がマイナスとなっています。
2015年にスイスフランショックという歴史に残る暴落を起こし、FXマーケットを騒然とさせたことがあります。
FXは少額からでも始めれます。
FXは約4,000円~1万円で始めることができます。(1,000通貨単位での取引の場合)
1通貨から取引をできるFX会社もあるので、理論上は約4円からの取引も可能です。投資というと大きなお金がないとできないイメージをもつ方が多いですが、FXは少額から始めることができるのです。
しかもXMだと口座開設し入金することで入金ボーナスというトレードの証拠金で使用できるお金も貰えるので、少額でも十分トレードをすることができます。
まとめ
今回は、FXの基礎的な部分について開設しました。
最低限押さえてほしいポイントは以下になります。
- FXのメリットとデメリット
- 負けても借金を背負わないゼロカットシステム
- ライフスタイルに合わせやすい
- スマホでトレード可能
- FXは少額からでも取引可能
これでFXに興味を持ったなら一つずつ基礎から学んでいくと良いです。
しかも今の時代、FXの勉強は無料でできます。
でも、情報が溢れかえっているのも事実
おかしなブログなどみると高額サロンを紹介されたり、おかしなツールを売りつけられたりもします。
そんな被害に合わないためにも
無料でFXの学習方法についてまとめた記事を一読して参考にしてください。