
FXを本気で取り組みたいけど、どのように勉強すればいいか分からない。
仕事や家事があるからあんまり時間も取れないから効率よく勉強できる方法を知りたい。
今日はこんな疑問に答えていきます。
FXが上達する3つのコツはこれ!
世の中には、大した努力をしなくてもある程度なんでもできちゃう人と一生懸命努力してやっと結果を出せるようになる人がいますが、トレードも同じです。たった数か月でうまくなる人がいれば、そうでない人もいます。当然、私は何度も何度も退場を繰り返してきた底辺中の底辺。今回は、そんな底辺の私が0から這い上がる為にやってきた3つのコツについて解説していきます。
相場認識の言語化
今、自分が認識している相場環境を自分に説明できる。これが上達するコツの1つ目です。
自分の思っていることを感覚ではなく言葉に定義するということは、それだけ一生懸命考えたということに直結し、記憶にも残ります。
正直、感覚的なことは曖昧で後になってから反省しようと思ってもイメージがぼんやりしているが為に中途半端になってしまいます。
その点、言語化してしまえば記憶にも残りやすく曖昧さも排除されるというわけです。
何事も感覚でこなせる天才肌ならともかく、私のような底辺はこうしないと実際のトレードでも迷いが生じます。
一瞬の判断力が求められるトレードにおいては迷うことはチャンスを逃すことにも繋がりますので言語化は必須です。
絞り込み練習で一極集中
一つのことへ「認識力」を高めると、その周囲のことや細かな違いに気づくようなり、精度も格段に高まります。
「細部に神が宿る」という格言をご存知ですか?
- 細部に神が宿る
- 本当に素晴らしい技術やこだわりは目に見えにくいことの例え
トレードのセンスを磨くのは絞り込み練習をするのが最も効果的です。
つまり、1から勉強し積み上げて10とか100にすることはできますが逆はできません。
たとえできたとしても10から学びたい1を探すことから始まるので時間の浪費にも繋がりかねません。
まずは、ロウソク足の一つの形に絞り込んで徹底分析が最短最速で上達する道といえます。
徹底反復で体に覚えさせる
自転車や自動車の運転しかり、キャベツの千切りや大根の桂剥きしかり、誰でも最初から上手にできるものはありません。
しかし、一度体に覚えさせればどうでしょう?勝手に体が動きますよね。
トレードも同じで勝ちパターンを体に覚えさせていくのが効果的です。
これは理解力の深さの違いにもたとえれますが
知ってる<わかる<できる
この違いは雲泥の差です。
トレードは、巨大資本のファンド、証券会社、海千山千を乗り越えてきた一流トレーダーたちと同じ土俵で勝負する世界である以上、出来ることは徹底的にやりこみ昇華させる必要があります。
体が覚えるまで反復練習することで無意識かつ瞬時に対応することができます。上達のコツの一つ「言語化」は意識的に記憶するものですが、最終的には意識しなくても正しいパターンを実行できるように体が動くことです。
その為には徹底反復が一番効果的といえます。
3つのコツを意識する重要性
言語化できない理由は根拠が薄い
言語化の重要性はなんとなくわかったけど、言語化をする必要性がイマイチ理解できないなんて状況になってませんか?
やる必要性をちゃんと理解していないと、ただの時間の浪費になってしまいます。
ここでは言語化をやる理由でであったり、やる意味について解説します。
言語化をやる意味は、記憶に残し曖昧さを排除すると前項でお伝えした通りなのですが、
昔の私はイマイチ納得できない、分かったけど中々行動に移せてない人でした。
この状況に陥る特徴として、どういったときに必要になるか?やどういった状況で効果を感じれるかを明確にイメージできていないというのがあります。
- 言語化で得られる効果
勝てない人の特徴として自分の相場認識を理解できていない、ちょっとの想定外の値動きでビビってしまい不信感を持つというのがあります。それを改善するのに言語化はとても有効といえるのです。
上達しないのは値動きを複雑に考えてる
利益を出しているトレーダーの思考はとてもシンプルです。上昇トレンド中なら「押し目買い」一択、下落トレンド中なら「戻り売り」一択というように上下両方を狙いに行くのではなく、一方向に狙いを定めてチャンスを追求している人が多いです。
これは野球のバッティング練習にも通じるところがあり、バッティング技術を上達させる為に色んな球種やコースを一気にやるのではなく、球種を絞りコースを絞って一つずつ練習を積み上げることが最終的に好成績を残せる強打者となります。
また、野球ならボールを打つ道具はバットと決まっていますが、トレードはたくさんの道具(ツール)が出回っているのも複雑にしている原因ともいえます。
トレードにおいて道具(ツール)を選んでいても何も学べるものがないので、さっさとチャートと向き合うべきなのです。トレードで必要な道具(ツール)なんかトレンドラインとか移動平均線(EMA)など、みんながよく使っているので十分。
それよりも、ロウソク足の一つの形をベースに徹底分析が最短最速で上達する道といえます。
その瞬間に決断できる自信は積み重ねた練習量に比例する
いきなり質問です。
自動車の運転で車庫入れの手順を考えながら車庫入れの運転してますか?という質問の答えであなたは何をイメージしますか?
そんな人いないと素直に思いますよね。
そうです、車庫入れするのに、まずはしっかりブレーキを踏んで自動車を停止させて前後左右を確認してからギヤをバックに入れて、再度前後左右を確認して…と頭で考えながら誰も運転してません。
トレードも同じで、知ってる→分かる→出来るの状態にする為に言語化をして反復練習を積み重ねます。
失敗も成功も繰り返しながら勝ちパターンを記憶していくことで、時間の経過とともに大脳から小脳へ記憶が移動していきます。
この小脳へ記憶が移動した状態になることを体がわかってる状態となります。小脳に刻まれた勝ちパターンの記憶は、無意識かつ瞬時に引き出すことが可能です。
小脳に勝ちパターンが刷り込まれると、その分、大脳のスペースが空くので、そこに新たな勝ちパターンを刷り込むため反復練習をします。
あとはこの繰り返しで、新たな技を次々に習得していけばいいうということです。
どんなに上達が早い人でも、大脳から小脳への記憶コピーのスピードが速いだけで、ひとつの反復練習で、ひとつのスキルです。
ひとたび体に覚えさせれば、自動車ならセダンだけでなく軽自動車やトラックと車種や大きさの範囲をひろげれます。
トレードもこれと同じです。
勝ち続けているトレーダーも提唱しています
お勧め動画
迷晴れFXさん
ささっちのトレード大学
まとめ
素早く上達するコツとしては言語化・絞り込み練習・徹底反復の3つだけです。
このコツの仕組みは大脳記憶から無意識下の小脳記憶へ勝ちパターンを刷り込んでいくというとてもシンプルな内容です。
つまり、FXが上達する最短最速の方法は、当たり前の練習をするだけということになります。
「だれでもできることを、だれにもできないくらいやりこむ」
中々うまくいかないのは「やらないからできない」もしくは「やらなくてもできる方法を探している」ただそれだけの可能性も十分考えられます。
少し前、テレビで林修さんが「歴史上の失敗者の共通点」という話をされてました。それによると失敗する原因は3つあるそうです。
- 歴史上の失敗者の共通点
-
情報不足
慢心
思い込み
特に思い込みは、期待や願望から生まれる認知バイアスの意味なので、これでミスするトレードに限らずよくあります。
林先生はこの3つで「情報不足」が最大の失敗理由といわれました。
勉強嫌いのヤンキー生徒たちに勉強の大切さを教える番組だったので、こういうシナリオにした可能性が十分考えられますが、
太平洋戦争の時のように情報が少ない状況下では情報量がそのまま優位性に影響を与えますが、
現代はむしろ逆です。圧倒的な情報量の前にクソも味噌も判断をつけることができず、情報に振り回されて迷走している人の方が多いと感じています。
情報を集めることを勉強と勘違いしてしまい、集めた情報を整理して自分の知識やスキルに変えれてなかったら意味ありません。
昔は満足に食事もできず餓死してしまう人が大勢いましたが、今は過激なダイエットで亡くなる人がいても、栄養不足で亡くなる人はいませんよね。
むしろ、今は栄養の摂りすぎで肥満になったり、添加物の摂取しすぎやジャンクフードをはじめとする加工食品の普及が原因で病気になっている人が年々増加しています。
インターネット社会における「情報」の扱いもある意味同じといえます。
人は問題に遭遇すると、「問題解決能力」を発揮してブレイクスルーできる人か感情に走りいつまでも「思考停止」してる人この2パターンのどちらかです。
怒りや悲しみ、妬みにとらわれ、思考停止していては、いつまでたっても現状や環境を改善することはできません。
問題が発生したとき、壁を乗り越えるとき、情報を整理しまとめ、情報を自分の知識とスキルに変えるサイクルができる人が最強ですね。
そういった意味でも、今回の3つのコツ(言語化・絞り込み練習・徹底反復)は基礎となるのでできた方がいいといえます。